みなさんこんにちは。
トヨタホームリフォームの國枝です。
冬季オリンピック、見てますか?
いろいろ感じることありますよね。
「あ~~~~っ」って思うときも、
「おーーーーーっ!」って叫ぶときも。
でも、結果はどうあれ、
真剣に競技に立ち向かうアスリートたちには
常に感動をもらうことができますね。
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さて今回のブログは、久しぶりにDIYについて。
この冬取り組んできた木工製品制作の様子を
ご紹介いたします。
先日の「セカンドライフを考える 実践編」で
ちょっとだけ登場した木製の台、
こちらがやっと完成したので、
制作の過程を画像を交えて紹介することにしました。
依頼はマルシェでお会いした作家さんから。
マルシェ出店時に使用する、展示用の台より背の高い
「レジ用」の台のリクエストをいただきました。
作家さんからの依頼ということもあって、
いい加減なものは作れない。
なのでまずは道具から。
大工さんなら必須の道具。
卓上スライド丸ノコ。
フローリングなどもカットできる優れもの。
どーしてもこれが欲しくて、
でも小遣いで買うには少々高い。
そこで勇気をもって妻に相談したら、意外にも
家計で購入することに快くOKしてくれました。
80,000円なり。 「感謝 」
これがあれば45度のカットも簡単きれい。
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まず、今回のレジ台に使用した材料などをご紹介。
3㎝の杉の角材をベースに枠材を作り、
そこに羽目板材を張って、あとは丁番でつなぐと完成。
早速最新兵器を使って角材のカットからスタート。
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手で持つタイプの通常の丸ノコでは、この45度が
奇麗に切れない。
ところがスライド丸ノコなら、
卓上に材料とノコ歯の角度を固定できるので、
ブレることが無く正確にカットできます。
美しく切りそろったベース材がこちら。
(左の杉板材は結局使用しませんでした)
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カットが出来たら今度は枠材の組み立て。
自宅用であれば、ザクッザクっとビスで固定して
しまうんですが、
今回は組み立てでも道具を揃えて丁寧に行います。
直角固定用のクランプとダボ穴用ドリルを新たに購入。
レトロ風な仕上がりにしたいので、
ビスを表面に出したくなくって、
そのビスの頭を隠すため、ダボ栓加工も行います。
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まずは角材をクランプ固定し、
ダボ穴を開けるところから始めます。
ダボ穴が開いたら、
必ずドリルで下穴を開けてからビスを打ち込みます。
ビスを打ったらダボを差し込みビス頭に栓をします。
余分なダボはカットしてサンダーで平らに。
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完成した枠材。
今回のリクエストはホワイト系での仕上げ。
ただし、真っ白ではなく「アンティーク調」
表現するために「ダメージ加工」を施すことに。
そのため、いきなり白い塗料を乗せるのではなく、
一旦ウォールナットの水性ニスで下塗りします。
左側の板は既製品の杉の羽目板材。
こちらも塗装しておきます。
下塗りが乾いたら上からミルクペイントで
上塗りします。
ミルクペイントは水性で扱いやすくDIYには
欠かせない塗料。
ここはためらうことなく思いきって上から重ねていきます。
あまり厚塗りはせず、下地の茶が見える程度に
塗ってゆきます。
枠材も同じくホワイトで塗装。
枠にはしっかりホワイトが乗っかったので、
サンダーを使ってダメージを与えます。
どうですか?このダメージ感。
「レトロ感」が出ていると思いませんか?
ここまで出来たら羽目板を釘で留めていきます。
ビスでは味気ないので、真鍮の釘を使います。
本当は黒っぽい釘を使いたかったのですが、
さすがに見つからなかった。
両サイドの足らない部分の羽目板材は、
後程幅落とし加工したものを張ります。
この道具もこのために新調。
充電式の小型の丸ノコ。
角材で定規を作り、寸法を測って余分な幅を
落としてゆきます。
今回は、折りたたみみ式のレジ台を依頼いただいたので
4つのパーツを丁番でつなぎます。
この丁番も、アルミの味気のないものではなく、
アンティークなものを探してきました。
取り付けた様子がこちら。
両サイドの板はすべてつないだ後に取り付け予定。
右2枚が正面。そこに左側の側板を丁番で接続。
この後右側も取り付けます。
これで本体は完成。
本体部分の組付けが終わったら次はカウンター部。
もともと、本体に使おうと思った杉板材ですが、
かなり重くなってしまうので羽目板に変更しました。
これにより余剰となった材料をカウンターとして
使用します。
サンダーである程度毛羽立ちを取ってからカット。
本体にはめ込んでみました。
バッチリ!!
サイズの確認をしたのち、オイルステインで塗装。
これも「レトロ感」が出ていい感じです。
ここまででほぼ完成に近い状態です。
後は、カウンターの下に棚を2段。
これも作家さんからのリクエストです。
はじめはカウンターと同材の杉板を使用する
つもりでした。
でもそうすると、
カウンターを支える桟木を取り付けたりで、
どこまでも重量が嵩んでしまうので、
女性が持ち運びするのに懸念が生じます。
しばらく悩んで出した結果が下の写真。
手軽なDIYで必ず出てくる「すのこ」。
これがドンピシャ。
2種類のサイズを用意。
写真は短い方。
これより長いすのこをもう1セット購入
。
4列ある板を3列になるようカット。
長いものを側板用に。
短い方をカウンターとして使用します。
とりあえずウォールナットで塗ってみました。
長い方(側板用)をレジ台の枠の内側にあててみると・・・、
すっぽりはまるんです。
更に短い方のすのこ(棚板用)を差し込みと・・・、
カットすることなく。これまたすっぽり。
再びカウンターの板をはめ込むと完成です。
正面から見るとこんな感じ。
後はお店の屋号、ロゴマークを入れれば
作家さんへのお引渡しとなります。
3月に入ったらお引渡しの様子をインスタグラムで
ご紹介します。
(さすがに会社の公式アカウントでは投稿できないので、
私の個人アカウントでの投稿になりますが。)
ということで、今回は
「素人でもここまでできる」木工レジ台の制作過程を、
ご紹介しました。
また何か制作をしたら投稿させていただきます。
営業企画室の國枝がお送りしました。