外壁・屋根

外装材は住まいの印象を左右するだけでなく、紫外線・風雨、暑さ寒さから住まいを守る重要な素材です。
様々な種類がありますが、それぞれの性能や特徴を知って、家族のためにも我が家に合うものを選びたいですね。

屋根の工法

葺替え・カバー工法

葺替え・カバー工法

屋根の葺替え・重ね張りにはデザインだけでなく、性能にも考慮し、耐風性能や耐震性能の高い物で葦替えする事をオススメします。
下地や現状の劣化具合により、葦替えではなく、カバー工法という現状の上に重ねて屋根材料を葺く場合もありますが、この時には下地をやり替えないので荷重に注意し、軽くて高性能な材料を選ぶ事が多いです。

塗装

塗装

屋根の塗装メンテナンスの場合には、太陽光線に対する反射率と熱放射率に優れた塗料で、屋根の裏面温度を従来の屋根用塗料と比較し、15℃~20℃低減できる様な高品質な物で塗装する事をオススメします。
また、現状の屋根材に合った塗料で塗装しないとはく離の原因にもなるので注意が必要です。

外壁の工法

張り替え・重ね張り

張り替え・重ね張り

外壁の張り替え・重ね張りにはデザインも重要ですが、性能にも重点を置いて選ぶ事がポイントです。
現在では雨水が外壁の汚れを洗い流し、外壁を美しく保つ画期的なサイディングもあり、張り替え時にオススメです。
また、重ね張り工法の場合、現状の下地状況等を的確に判断し、建物に荷重の負担がかかりにくい軽い素材で耐久性に優れ美しさを長持ちできる金属形の物や、水に浮くほど軽い意匠性に優れたタイルで重ね張りすると見映えも格段にUPします。

塗装

塗装

外壁の塗装メンテナンスの場合には、水性で環境に優しいシリコンタイプ、セラミックハイブリッドシリコン樹脂の入ったカビや藻も発生を抑え、耐候性に優れた商品で塗装する事をオススメします。
最近では太陽光が汚れを分解し、雨で汚れを洗い流すセルフクリーニング効果のある塗料もございます。
また、塗装の場合、外壁面を同じ色で塗ってしまう為、現状にタイル調の様な模様がある場合でも塗りつぶしされてしまう事が多いですが、そういう意匠性をそのままに耐久性に優れた保護クリヤーを用いてメンテナンスする事もできます。

外壁のメンテナンス

経過年数によって発生する症状と、費用の目安をご紹介します。(消費税込みの料金です)

経過年数 1年~10年

目地(外壁・継目)のひび割れ

目地(外壁・継目)のひび割れ

外壁の継目部分が劣化しますと、建物内部に雨水が浸入し、構造に影響を及ぼしますので、適切なメンテナンスが必要です。
コーキング打ち替え(足場含まず)費用 : 330,000円~

外壁の変色・退色など

外壁の変色・退色など

外部の塗装は美観の維持の他に外壁材への保護膜としての役割を持っています。
上記の症状が現れますと、保護膜の役割が少なくなっていると思われますので、塗装工事が必要です。
表面塗装(足場含む)費用 : 1,100,000円~

経過年数 10年~20年

雨樋の割れや硬化・樋の止め金具の錆び

雨樋の割れや硬化・樋の止め金具の錆び

上記のような症状が現れましたら一部交換も可能だと思いますので、一度ご相談ください。
樋一部交換費用 : 22,000円~

樋の詰まり

樋の詰まり

樋が詰まりますと樋水のオーバーフローにより集水溝のまわりに影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。
樋が詰まりにくくなる枯れ葉よけネットをご提案します。
樋清掃・枯れ葉よけネット(足場含まず)費用 : 165,000円~

ベランダ防水の切れ、割れ、欠け

ベランダ防水の切れ、割れ、欠け

ベランダ防水の切れ、割れ、欠けなどのような症状により雨水が屋内に侵入すると、構造体への影響を及ぼし、修繕範囲が拡大してしまうため、早めの処置が必要となります。
防水工事費用 : 110,000円~

経過年数 20年~

外壁のひび割れ

外壁のひび割れ

外壁材自体の劣化も考慮し、外壁材の張替え、増し張りをおすすめします。
美観のみならず、断熱性能や防音振動の向上が期待できます。
張替え・増し張り費用 : 3,300,000円~

屋根のメンテナンス

経過年数によって発生する症状と、費用の目安をご紹介します。(消費税込みの料金です)

経過年数 1年~10年

屋根材の変色など

屋根材の変色など

屋根の切れ、割れ、欠けなどのような症状により雨水が屋内に侵入すると、工構体への影響を及ぼし、修繕範囲が拡大してしまうため、早めの処置が必要となります。
表面塗装(足場含まず)費用 : 330,000円~

屋根の割れ・ずれ・雨濡れ

屋根の割れ・ずれ・雨濡れ

屋根材の割れやズレは雨漏れの原因となるため、早めの処置をおすすめします。
瓦の補修費用 : 16,500円~

経過年数 10年~20年

屋根・漆喰のはがれ

屋根・漆喰のはがれ

漆喰は台風などで瓦が飛ばないように守る役目と雨漏れを防ぐ役目があります。
表面がはがれたり、割れたりした場合、早めのメンテナンスをおすすめいたします。
漆喰工事費用 : 220,000円~

屋根材の劣化など

屋根材の劣化など

屋根は外装材の中で一番傷みが激しく、立地条件など劣化状態によりご提案が異なりますので、一度ご相談ください。
塗装(足場含む)費用 : 550,000円~
カバー工法費用 : 1,650,000円~
葺き替え費用 : 1,980,000円~

経過年数 20年~

屋根材の老朽化

屋根材の老朽化

20年から30年すると下地材も劣化が進んでいる可能性がございますので、一度現地調査をさせていただき、お家に合わせたご提案をさせていただきます。
葺き替え(下地補修含む)費用 : 2,530,000円~

  • 費用は税込料金です。
  • 各工事のお見積もり金額はあくまで目安となります。条件によって金額が変動いたしますのでご了承ください。
  • お家の正確な見積もりを無料で作成いたします。現地調査・お見積もり等のご依頼は下のボタンを押してください。

外壁塗装工事の流れ

屋根や外壁は厳しい自然環境の中、ダメージを受けてそのままにしておくと、雨漏りや躯体の損傷を引き起こします。

コーキング切れ

コーキング切れ

白い粉がつく(チョーキング)

白い粉がつく

(チョーキング)

ヒビ割れ

ヒビ割れ

亀裂・はがれ

亀裂・はがれ

コケ等の付着

コケ等の付着

施工手順

1.事前準備

左:足場架け、中:高圧水洗浄、右:養生

1.事前準備

2.補修と処理

左:屋根・外壁の補修、中:コーキング取り替え、右:サビ止めなどの下地処理

3.ローラー塗り

左:下塗り、中:上塗り(1回目)、右:上塗り(2回目)

ローラー塗り

4.仕上げ

左:樋、庇、雨樋、雨戸などの塗装、中:完了検査、右:足場撤去・産廃回収

仕上げ

塗装工事時のご注意・お願い事項

着工前 ・ 仮設足場工事時

  • テラス・カーポート屋根脱着時に屋根材 (劣化が激しい場合) が割れてしまうことがあります。
  • 万一、割れてしまった場合はお客様に修理費用のご負担を頂くことがあります。
  • 瓦の劣化が激しい場合、作業中に割れてしまうことがあります。
    お客様の保管予備材があれば、ご使用させて頂きます。
  • 組立撤去時に金属音が響きます。
  • 建物周りの荷物のご移動、植栽の伐採・剪定をお願いいたします。
  • 床面のタイルや石、レンガの浮き等がある場合、割れてしまうことがあります。
  • 工事に支障がある場合は、お車のご移動をお願いいたします。
  • 電源・水道のご支給をお願いいたします。

高圧洗浄時

  • 洗濯物を汚してしまう恐れがありますので、室内干しをお願いいたします。
  • 雨戸・サッシの洗浄のため、雨戸の上下錠をかけないで下さい。
  • 室内に水が入ってしまいますので、窓・換気口・吸気口をお閉め下さい。
  • 工事に支障がある場合は、お車のご移動をお願いいたします。
  • 電源・水道のご支給をお願いいたします。

塗装工事時

  • 足場材による電波障害により、TVの映りが悪くなることがあります。
  • ベランダで洗濯物が干せませんので、足場の外側か室内干しをお願いいたします。
  • 強風時に建物の揺れ・ばたばた音がすることがあります。
  • 工事中に建物へ触れると、塗料が衣服・ 手につく恐れがあります。
  • 塗料の付着防止の為、窓に養生シートを貼りますので、約1週間~10日程窓の開閉が出来ません。
  • 天候によっての工事中止、特に早朝に雨が降って外壁が濡れている場合、凍結による場合など工事を中止する場合がございます。
  • 雨戸を一部閉める場合がありますので、日中でもお部屋が暗くなる事があります。
  • 工事に支障がある場合は、お車のご移動をお願いい たします。
  • 電源・水道のご支給をお願いいたします。

外壁塗装 Before&After

屋根塗装

Before
Before
After
After

塗装色:ダークグリーン

外壁塗装

Before
Before
After
After

塗装色 1F:エッグシエル、2F:カスタードイエロー

玄関まわり

塗装前
塗装前
塗装後
塗装後

塗装色 1F:エッグシエル

FRP防水工事(バルコニー)

FRP防水工事はポリエステル樹脂に硬化剤を加えて、シート状になっているガラス繊維などの補強剤の上から塗りこんで硬化させる防水工事の手法です。
特徴としては下記が挙げられます。

  1. 防水性が高い
  2. 軽く丈夫
  3. 補修しやすい

施工方法としては
補強剤を施工箇所に合わせて成形
→ローラーを使って硬化剤を付着させてなじませる
→乾燥させる

施工後には強固な防水効果が得られます。

1. 施工前準備①

施工前準備

汚れやごみを取り除き、クリーニングします。このとき、しっかり清掃ができていないと施工後の仕上がりに影響を及ぼします。

2. 施工前準備②

施工前準備②

施工しない部分に誤って硬化剤などが付着しないよう、養生を行います。
薄緑のラインが養生テープで養生シートのズレを防止します。施工部分は立ち上がり部(テープより下の垂直部)も含まれるため、境目が不揃いにならないようまっすぐ養生します。

3. 補強剤を施工箇所に合わせて成形①

施工箇所に合わせて成形

職人が手にしている白いものが補強剤のシートです。施工箇所に合わせて成形を行います。

4. 補強剤を施工箇所に合わせて成形②

貼り付けようとしている部分は勝手口ドアの下部分の立ち上がり部分(垂直方向の施工面)のため、端まで施工できるようシートを成形して施工します。

5. 補強剤を施工箇所に合わせて成形③

施工面の水平部はシートを大きく広げて施工します。

6. ローラーを使って硬化剤を付着させてなじませる

硬化剤をローラーで塗りこんでいきます。塗りこむ前はピンク色の硬化剤ですが塗りこむと色はわからなくなります。

シートを成形→貼り付け→硬化剤の塗りこみを繰り返し、隙間ができないよう施工面を広げていきます。
塗りこみの作業は気温と施工時間が重要になってきます。気温が高ければ早く硬化し、気温が低ければ硬化はゆっくりです。施工日の気温と施工面積を考慮しつつ硬化剤の濃度を調整し、作業を進めます。
写真の日は気温が高かったため硬化が早く、手際よく作業が進められました。

7. 乾燥させる

乾燥させる

乾燥させた状態です。平滑に硬化しました。
白いシートの補強剤とピンクの硬化剤は化学反応を起こした結果、色はグレーに変わりました。

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